KATAYAMA SANGYO Co.Ltd Presents talk session.

岡山には雄町がある

中田
雄町を使っての酒造りは、実際のところ扱いが難しいの?
片山
山田錦と比べたら、酒蔵によっては雄町米を「あばれ米」と評するところもあります。 扱いが簡単な米ではありませんが、山田錦が平均的な味わいになりやすいのに対し、雄町米は、酒蔵が思い描いているような酒造りのできる、いわば、取り組み甲斐のある米、ということでしょう。
中田
岡山県内の酒蔵も、積極的に、この地元産の雄町を使って酒を造ってほしいもんだね。
片山
雄町米による酒造りをさらに高めて、酒蔵も、米農家の方々も、いっそう活性化してほしいというのが、私共の願いなんです。
中田
雄町は日本酒ファンの人なら認知している、知る人ぞ知る酒米。サワラもまた、知る人ぞ知る魚。 サワラと酒がうまくセットされ、「岡山には本当においしい食 があるぞ」と、たくさんの観光客がそれを目当てにやって来て、リピーターに育ってくれたらいいよね。
片山
酒にはサカナ(肴)がつきもの。 今後も、おいしい食と、おいしい酒の、不可欠な関係を大切にしていきましょう(笑)

(2017年夏 岡山県観光連盟にて)

公益社団法人 岡山県観光連盟
〒700-0825 岡山市北区田町1-3-1 岡山県産業会館4階
TEL 086-233-1802
おかやま旅ネット:https://www.okayama-kanko.jp
岡山県内の観光事業を振興するため、県の魅力をPRし、魅力ある観光素材の提供と商品化の促進など、各種の事業を実施しています。

小ロットオーダー、どんと来い

第2次日本酒ブーム以降、普通酒(低価格酒)は大手に任せた!俺たちは自社独自の美味い酒を造るんだ・・・という酒蔵が増えています。各県が独自の酒米を開発し、また、有難い事に、我が岡山の雄町にも引合いを頂いています。 仕込みロットの関係で新しい酒米の使用に二の足を踏んでいる酒蔵さん。弊社では小ロット(玄米15俵・出来上がり白米180キロ)の精米を承ります。ぜひご相談を!

さて、あなたのお好みは?

日本酒ブームと言われる今、全国の銘酒が紹介されています。すっきり系あり、コク系あり、ワインのような酸度の高いものあり・・・。これが絶対といった酒の選び方の定義はありません。 春の山菜の天ぷらには香りが高くすっきりとした吟醸酒。夏の鱧の梅肉和えには本醸造酒を冷やして、もしくはぬる燗で。秋のサワラのタタキにはひと夏熟成したひやおろしを。冬の鍋物にはコクのある純米酒をお燗で。・・・等々、四季のある日本ならではの旬の食材と日本酒の出会いを探すことも大きな楽しみです。

人も、お酒も、熟成が大切

私見ながら、新米新酒が売れ筋だから、出荷に製造が追いつかないから、などの酒蔵の都合で、仕込みから2-3カ月で出荷するのはどうかしら?と思うのです。 秋から冬にかけて仕込み、ひと夏寝かせて翌年に頂く。日本酒の旨味は「熟成」によって生まれると思っています。 ボジョレーヌーボーの軽さより、熟成したワインの方に旨味が感じられるのでは?気の合った仲間やご家族との大切な時間を、旬の食材とお好みの日本酒とともにお過ごしください。まさに「日本人に生まれてとよかった!」と思える時間です。